国語・物語文で読み取ること4

この記事も4回目になりました。

前回予告した通り、「心情」について述べていきます。

心情読解とは

心情読解とは登場人物の気持ちを読み解くことです。
つまり、物語の中で登場人物がどのような気持ちで行動しているのかを考え理解することです。

登場人物のセリフ、行動、表情、周囲の状況などから登場人物の心情を読み解く必要があります。

心情読解のポイント

以下にポイントを述べていきます。
そして、以下のポイントを考えるときに想像力を働かせてください。
自分の経験上どうか、今まで読んだこと、言葉の意味から考えてどうか。
いろいろなことを考えて心情を考えてください。

① 登場人物の言葉に注目

登場人物が話している言葉は心情読解の重要な手がかりです。
一つ一つのセリフを見て登場人物が
喜んでいるのか、悲しんでいるのか、怒っているのか、不安なのか。

どんな気持ちなのかを考えて読んでみましょう。

② 行動に注目

言葉だけでなく、行動も心情読解の重要な手掛かりです。
単純なのは「笑っている」「泣いている」などです。
極端な話、「怒っている」と書いてあれば怒っているのです。

さらに「隠れている」「走っている」なども行動です。
これらからも心情を考えることができます。

③ 表情

表情も大切です。

「笑顔だった」とあればわかりやすいですが、
「顔が真っ赤になっている」「青白い顔だった」なども表情です。

表情と前後の出来事を合わせて考え、
登場人物がどんな心情なのかを考えましょう。

④ 周囲の状況

いわゆる「情景」です。

例えば、

子どもの卒業式に出席した親が卒業式会場から出てきます。
雲ひとつない青空に風が吹き抜けていった。

とあったとしましょう。
雲ひとつない青空ですから、これは悪い心情ではないですね。
子どもの卒業が嬉しい、子どもの成長が嬉しい。

では、風が吹き抜けるはどうでしょうか?
これは、良い心情に対して何か別の心情があるということです。
今回でいえば、子どもの卒業が嬉しい、成長が嬉しい。
でも、成長したことで自分から離れていってしまうようで寂しい気持ちもある。

このような感じでしょうか。

始めからここまで読み取るのは難しいかもしれませんが、
周囲の状況が登場人物にとって「良い心情」を表しているか「悪い心情」を表しているか。
それだけでも考えてみましょう。

間違えやすいポイント

まずなんと言っても、自分の考えで答えてしまうことです。

こういう出来事があった時「自分だったら悲しくないもん」と言っても始まりません。
あくまで登場人物がどうなのか、です。
本文にある言葉を根拠として考えてください。

そのために、表情、セリフ……を読み取るというお話を上でしました。
自分だったら、ということを聞かれているわけではありません。

逆に言葉を単純に受け取ってしまうというのも問題です。
特に登場人物のセリフは本音ではない場合があります。

例えば、
何かを失敗した友人に対して「さすが!上手だねぇ!」と言った。
という時、
これは皮肉を言っているのですね。

また、一番多いのは好きな異性に対する態度です。
好きだから、反対の行動をしてしまうということはよくあります。

つまり、書いてある言葉と反対のことをすることがあるということです。
もちろん、その場合もどこかにヒントはあるはずです。
冗談、皮肉、恥ずかしさから逆のことをしてしまう。
そこまで読み取りましょう。

勉強方法

まずはたくさん実践してみましょう。

自分で読解したことを書き留めてください。
本文に線を引いてメモをする程度でも構いません。

そして、その心情が合っていたかを確認しましょう。
確認方法は
① 解説を見る。特に模擬試験などでは解説がついているので確認しやすいです。
② 問を見る。心情読解の問があれば、それで確認できます。
③ 教えてもらう。塾などで教えてもらうのがとてもいい方法です。
 当塾のような個別指導塾だとさらに効果的ですね。

そして、普段から授業をしっかりと受けることです。
物語文の授業では必ず心情読解をやっているはずです。
授業内容が右から左とならないようにしましょう。

最後に、言葉をたくさん勉強してください。
熟語、ことわざ、慣用句なども含めてです。
心情読解ができない原因の一つに言葉を知らないというのがあります。

国語のカリキュラムには知識事項が必ず含まれています。
漢字も含めて、知識事項は出題されるから勉強するというのもあります。
しかし、読解に役に立つから勉強するという意味も大切です。

読解は総合力が問われるものですので、知識の学習もしっかりとやりましょう。

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