作文の書き方

青森県公立高校入試 24年 国語

公立高校入試だといろいろな県で作文が出ているよね。

練習はしているんだけど、どうしたらいいのかわからないこともあるの。

慌てちゃうのかなぁ。

すぐに思いつくときはぱっと描けるんだけど。

アドちゃんのお悩みにお答えしましょう!

まず、条件を確認しましょう。

(1)題名は書かない、というのはそのままですから問題ありません。

(3)は文字数ですね。150字以上200字以内ですから、これを必ず守りましょう。

そして、(2)です。
第一段落は「やりとりをもとに日本語の会話について気がついたこと」
第二段落は「第一段落を踏まえて自分の意見」
とあります。

では、この通りに書けばいいのです。
手順を踏んで考えてください。

では、アドちゃん。
この文章を読んで、どんなことに気がつきましたか?

この質問で答えづらかったら、
この文章にはどんなことが書いてありましたか?

まず、これを考えてください。

はい。

まず、「日本語の会話は最後まで聞いて初めて肯定文か否定文かわかる」とあります。
それから、「助詞の違いから、その後に続く言葉を予想することができる」とあります。

アドちゃんはちゃんと文章の内容を読めているようですね。

これで第一段落は書けるのではないでしょうか?
アドちゃんが言ってくれた二つの内容から一つを書けばいいのです。

でも、すぐに飛び付かずに考えてからにしましょう。

いいですね。

それでは、それに対応する自分の意見を考えてください。
もちろん、書きやすい・考えやすい方でいいですよ。

両方書く必要はありません。
おそらく、両方書こうとすると文字数が厳しくなると思います。

また、文章を書くときは一文を短くすること。
目安として原稿用紙1行が20文字だとしたら、
2行を超えることのないように心がけてください。

わかりました。

まず、「日本語の会話は最後まで聞いて初めて肯定文か否定文かわかる」
に対して自分の考えを考えるんですね。

最後まで聞いてわかるんだから、相手の言うことを最後まで聞くことが大切だと思うわ。

あとは「助詞の違いから、その後に続く言葉を予想することができる」
に対する考えね。

細かい助詞までしっかりと聞いて、先のことを予想しながら話を聞くことが大切だと思うわ。

だいぶできてきたようです。

それでは、このパターンでどうなるか考えてみましょう。

第一段落

私はこの文章を読んで、日本語の会話は最後まで聞いて初めて肯定文か否定文かがわかると言うことに気がついた。

第二段落

私は話を聞くときは、相手の話を最後までしっかりと聞くことが大切だと考えた。

このような構成になるね。
もう一つは

第一段落

私はこの文章を読んで、日本語は文章の途中の助詞によってその先の言葉が予想できると言うことに気がついた。

第二段落

私は、人の話を聞くときは、話の途中の助詞に気をつけてその先を予想しながら聞くことが大切だと考えた。

ここまでは上手にまとめられているね。

でも、これだと文字数が足りないよね。
文字数が足りないというのはどういうことかというと、
内容が足りないんだ。

内容として何を入れればいいかというと、
自分の意見を補強するための例だね。

自分の体験談でもいいし、高校入学後こういうふうになりたいと言う目標でもいいいよ。
どっちかというと体験談の方が書きやすいかな。
失敗談を入れて、「だから、今後はこのように気をつける」と書いてもいいね!

じゃあ、第一段落は

私はこの文章を読んで日本語の会話は最後まで聞いて初めて肯定文か否定文かがわかると言うことに気がつきました。
実際に中学校生活で先生の話を途中までしか聞かずに先生のおっしゃったことを逆の内容だと思ってしまうと言う失敗をしてしまったことがあります。
今回この文章を読んで話を最後まで聞くことが大切だと気がついたので、今後の生活の中で相手の話を最後まで聞いて行動することが大切だと考えました。

お!上手にまとめられたね!
さすが、アドちゃん!
あとは、具体例を第一段落に入れるか第二段落に入れるかを考えて、二段落構成でまとめれば大丈夫だね。
文字数もうまくまとまると思うよ。

では、今日の授業はこれで終わりにするから、
実際に書くのは宿題にします。
原稿用紙の使い方などに気をつけて書いてみてください。

宿題はネットで提出してください。
⚫︎日までに提出してくれれば添削して返却した上で、
次の授業で細かい注意点を伝えることができるよ!

提出はいつも通り写真で送ってくれるのかな?
スマホで写真を撮るときは、読めるように撮ってね!

はい!わかりました!

この間は写真を撮るときに、半分切れちゃったんでした。
ごめんなさい。
気をつけます・・・

条件作文を書くときの注意点

Soleadoでは以上のように授業が進んでいきます。

条件作文を書くときは、条件を読み取り、その条件に合った内容を考えます。
あとは内容に対して具体例・体験談・今後の目標などを追加すればうまく行くと思います。

作文の練習は作文の内容を考える練習でもあります。

条件を読み取り、それに合った内容を考える。
練習の時は、その過程をしっかりと書き出してみましょう。

皆さんもSoleadoで作文の練習をしてみませんか?

定期的にコツコツ練習することで、
作文を得点源にしましょう!

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