三輪田学園 令和5年 社会より

三輪田学園の問題から時事問題の勉強の仕方を考えてみます。

令和5年の社会 大問3より

解答と解説

まず問題を解いてみましょう。

問1

これは簡単ですね。ウクライナ、が正解です。特に問題はありません。
1年間、さまざまな場所で見聞きしたと思います。
むしろ、これを知らなかったらまずいよね?というレベルの問題です。

問2

国連の問題です。

アは正しくない文章です。
安全保障理事会に参加するのは(基本的に)15カ国です。

常任理事国5カ国はきちんと言えますか?

アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス

ですね。覚えていない場合、しっかり覚えてください。

イは正しい文章です。
戦争さえなければ世界の平和と安全を維持できるのか?
と言ったらそんなことはありません。

貧しさに耐えかねて犯罪に手を染める人が多かったら平和な世の中ではありませんよね。
このまま温暖化が進んだら平和に生きていけません。

環境問題や人権問題などさまざまな活動をしています。

ウは正しくない文章です。
日本の加盟は1956年、鳩山一郎首相の時のことです。
同年の日ソ共同宣言の結果加盟することができました。

エも正しくない文章です。
日本はPKO協力法という法律があり、自衛隊が参加できます。
最初に日本が参加したのはカンボジアPKOです。

ということで正解はイです。

問3

これも非常によく問われる問題です。

安全保障理事会の常任理事国には拒否権があります。
この5カ国のうち1カ国でも反対したら、否決されたとみなされます。
たとえ残り14国が賛成したとしても、です。

ロシアが今回の戦争について国連で話し合うことを望むわけはありません。
したがって、ロシアは拒否権を行使します。
だから、国連は何もできなくなってしまいます。

まずはここまで理解しましょう。

正解は

ロシアには拒否権があるから。

です。

時事問題とは

さて、この問題は時事問題ですね。

問1がその典型で、時事的な話題そのものを問われます。
ただし、多くの場合それほど難しくない問題が多くなっています。

問2・3は時事問題に関連する事項です。
つまり、普段の授業・テキストで学習している内容です。
ここが非常によく出題されます。

つまり、時事問題そのものよりも、
その話題と関連する普段学習したことがよく出題されるということです

もし、お子さんが通っている塾の授業で
時事問題そのものを細かく教えていたら、
本当にそれでいいのか考えてみることも必要かもしれません。

情報が多すぎると、理解することも、覚えることもできませんから。

当塾では、時事問題講座を実施します。
オリジナルテキストでの授業です。

正式なお知らせは11月上旬を予定しています。
時事問題が不安な方は今からでもお問合せください。

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