中学受験 偏差値・中堅校学校に行くメリット

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以前、「偏差値の低い学校に進学する意味はあるの?」という記事を書きました。
もちろん、各ご家庭の価値観次第ですので、絶対の正解はあるわけではありません。
今回はもう一歩踏み込んで、偏差値的な中堅校に行くメリットを考えてみたいと思います。

イメージしているのは偏差値40台〜50台半ばの学校です。

メリット1 中高一貫である

これは絶対的なメリットです。
6年間一貫した教育を受けられる。
高校入試がありませんので、部活も連続してできます。
勉強内容も高校受験で途切れません。
勉強方法も6年間一貫しています。

高校入学時点で、新しい勉強方法、新しい環境、新しい先生、新しい友達ができるといえばメリットです。
でも、それらに慣れる時間が必要という言い方をすればデメリットです。

このメリットは意外と大きいのではないでしょうか。

メリット2 大学受験に向けた指導が受けられる

中学受験をする学校で大学進学をしない生徒さんが半数を占めるという学校は稀でしょう。

ということは、その学校では中学入学時から大学受験を目指した指導が展開されるということです。
高校1年生になった時点での大学受験に対する意識・情報量は公立中学校に行った場合と比べて
ものすごくリードしていることが想定されます。

高校2年生の夏明けくらいから大学受験を具体的に意識した勉強を始める生徒さんが多いですが、
本人が意識していなくてもその時点で大きくリードしているというのが現実です。

メリット3 先生がその学校の生徒指導に慣れている

公立の先生はいろいろな学校への転勤があります。
そして、いろいろな経験を積み、さまざまな教育技法・知見を身につけていきます。

これはとても大切なことですが、
一方私立の先生はその学校にずっといます。

するとその学校の生徒を指導することに慣れているということになります。
成績がこのくらいの生徒を指導するのに慣れている、
その学校の雰囲気に合った指導に慣れている。

これも大きなメリットだと思います。

特に中堅校だと第一志望に不合格になって進学してきた生徒さんが多いように思います。
そのような生徒さんを扱うのが上手というのは素晴らしいことだと思います。

メリット4 学校の校風・教育目標

私立の学校は校風・教育目標がはっきりしています。
それを「選べる」というのもメリットです。

自分に合う学校を「選べる」というのは素晴らしいことではないでしょうか。

メリット5 受験勉強のハードさ

あえてこのような書き方をしましたが、悪くいうつもりはありません。

小学校4年生から様々な習い事を我慢して、一生懸命勉強に打ち込んで
難関校に合格する。
とても素晴らしいことですし、応援したいと思います。

しかし、そのような価値観でないご家庭・生徒さんもいます。
小学校生活はそれなりに楽しみ、その上で中学受験もしたいという場合。
また、小学校6年生になって受験をしたくなった場合。

このような場合、現実的に中堅校を選択するということがいいのではないでしょうか。
もちろん、成績が上がればその限りではありません。

しかし、受験勉強で無理を強いられるならば、このような選択肢もあると思います。

まとめ

小学校6年生から受験勉強を始め、
自分に合いそうないい学校を探して進学する。

その学校で6年間充実した学校生活を送ることができれば
私立中学受験をした甲斐があるというものでしょう。

公立中学校に行くことが悪い選択ではありません。
同じように私立中堅校に行くことも悪い選択ではありません。

各ご家庭・生徒さんに合う選択をしてください。
そのためにも考える際は選択肢を狭めないでいただきたいと思います。

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