漢字の覚え方のコツ! 罰ゲームではなく楽しく学ぶ方法 

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漢字の覚え方のコツ! 罰ゲームではなく楽しく学ぶ方法

漢字が苦手だと思っていませんか? 漢字テストで点数が取れないからと言って何回も書き写すだけでは効果がありません。実は漢字を覚えるためには頭で考えることが大切です。この記事では漢字の覚え方のコツや指導者の声掛けの効果について紹介します。

漢字の練習回数は意味がない

国語の勉強において漢字を覚えるというのはとても大切なことです。
しかし、漢字が苦手という生徒さんは非常に多いのが現状です。では、どうすればいいのでしょうか。

まず、漢字を何回書けばいいのか?ということをよく聞かれます。
3回?5回?10回?色々な意見があります。
もちろん、書いて練習すること自体は必要なことでしょう。
眺めているだけでかけるようになるということはなかなかありません。

ただ、何回書くかということにはあまり意味がないような気がします。

授業の時に漢字テストをします。
範囲を決めて、練習してくるように指示をしたものです。
1週間あれば、20問程度は覚えられるだろう、と思いきやできない生徒さんもいます。

正解できなかった漢字は何回か練習して提出させています。
ところが、これをやると、
「不正解だったものはここで練習すれば覚えら得るから大丈夫」
という生徒さんが必ず出てきます。

そして、往々にしてこれで覚えることはできません。
なぜなら、この練習は「罰ゲーム」だからです。
もちろん、「絶対に覚えよう」という強い気持ちと共に練習すればその限りではないでしょう。

しかし、授業が終わり、お友達は帰る中漢字を練習しなくてはいけない。
ソワソワしながら、早く帰ろうと考えながらの練習。

身につくことはないですよね。

このように、漢字を何回書くかということは、漢字を覚えるための本質的な方法ではありません。
では、どうすれば漢字を覚えることができるのでしょうか。

漢字を覚えるには頭で考えることが大切

かつて、第一製薬のCMで以下のようなものがありました。

このCMを見れば「髪」という漢字をすぐに覚えられますね。

つまり、漢字を覚える時にただ腕を動かせばいいというものではありません。
頭の中で「こういう形だ」ということを考え、「こういう意味だ」ということを考えて初めて覚えられるのです。
「試」だったら、「ごんべんに式」というように考えるでしょう。
それをやっているかどうかなのです。

漢字は形や意味が一致しているものが多くあります。

例えば、「鳥」は鳥の姿を表していますし、「花」は花の姿を表しています。
また、「木」は木の形を表していますが、
「林」は木が二本あることを表していますし、
「森」は木が三本以上あることを表しています。

このように、漢字にはルールや法則があります。
それらを理解することで、漢字の形や意味が頭に入りやすくなります。

また、漢字には部首というものがあります。
部首とは、漢字の一部分で、その漢字の意味や読み方に関係するものです。
例えば、「魚」は魚類の漢字に使われる部首ですし、「言」は言葉や話に関係する漢字に使われる部首です。

部首を知っておくと、漢字の意味や読み方が推測しやすくなります。
また、部首ごとに漢字を分類することで、覚える範囲や順番が整理されます。
したがって、ある程度漢字の部首などの知識があると覚えやすいということになります。
知識を身につけるとこういうふうに役立つんですね。

指導者の声掛けが成果に影響する

ある生徒を担当していました。
この生徒さんは漢字の練習をやってこないわけではないのですが、
他の勉強に比べると明らかに必死さが足りないな、という生徒でした。

漢字テストの得点としては、100点中60〜70点をいつもとっている感じでしょうか。

ある時、その生徒さんを呼んで次のように言いました。

「次回から、間違えた漢字の練習回数を変更します。
1問間違えなら5回、2問間違えなら50回、3問間違えなら500回
というように間違えた問題数によって練習回数を増やすので、間違えないようにしてください。」

もちろん、その生徒さんは驚いていました。
(実際にはやらせていません・・・)

そして、翌週以降、ほぼ満点を取り続けたのです。

後日、本人に聞いてみたところ、
取り立てて漢字の練習回数を増やしたとか練習時間を増やしたということはないそうです。
そんなにたくさん練習させられるのは嫌だ、点数を取らなくちゃ、その気持ちだけだったそうです。

指導者の声掛け一つで、生徒の気持ち一つで、成果は大きく変わってくるということを実感しました。
この例からわかるように、指導者の声掛けは生徒の学習に大きな影響を与えます。

生徒さんは自分の力で漢字を覚えることができるという自信を持って挑戦する必要があります。

漢字を覚えるためには、ただ書くだけではなく、頭で考えることが大切です。
漢字の形や意味、部首などを理解することで、楽しく学ぶことができます。

また、指導者の声掛けも成果に影響します。
生徒さんは自信を持って挑戦してください。
指導者の方は生徒さんの気持ちを考えて声掛けしてください。

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