新しい問題集を始めたい!そのやる気は素晴らしいけど…

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高校受験を控えた中学3年生にとって、9月からの学習はとても重要な時期です。

ここからの半年間は、限られた時間の中で効率的に勉強を進め、
これまでの努力を最大限に発揮できるかどうかが鍵になります。

そんな中、「新しい問題集を買って始めたい」と考えることは、やる気の表れであり、その意欲は本当に素晴らしいです。

しかし、焦りや不安から新しい参考書に飛びついてしまうと、思わぬリスクがあることもあります。

今回は、新しい問題集を始めることのメリットとリスクについて、わかりやすく説明します。

メリット:新しい問題集がもたらす効果

新しい視点や問題形式に触れられる

新しい問題集を始めることで、これまで見たことのない問題形式や考え方に触れることができます。
受験には様々な形式の問題が出題されるため、広い視野を持って対応することが大切です。
特定の問題形式に慣れ過ぎてしまうと、初見の問題に対応する力が弱くなってしまいます。

新しい問題集はその意味で、新鮮なチャレンジを提供してくれるでしょう。

自己成長を実感しやすい

新しい問題集に取り組むと、これまで自分が積み重ねてきた知識やスキルが活かされていることを感じやすくなります。
例えば、難しい問題に取り組んだ際に「あ、この解き方知ってる!」と思える瞬間は、自信を大いに高めてくれます。

特に受験勉強の後半戦になると、モチベーションの維持が重要になるので、
新しい問題集は新たな刺激を与えてくれるかもしれません。

飽きにくい

同じ問題集を繰り返すことも大事ですが、どうしても「また同じか…」と飽きが来ることもありますよね。

新しい問題集に挑戦することで、新鮮さが保たれ、勉強自体に対する意欲も高まりやすいです。

    リスク:焦って新しい問題集に手を出すと…

    ただし、新しい問題集を始めることにはリスクも伴います。
    特に、焦りや不安から「今の勉強法では足りないかも…」という気持ちで新しい参考書に手を出すと、
    以下のようなデメリットが考えられます。

    復習不足になる可能性

    一番のリスクは、これまで学んだことの復習が不十分になることです。

    新しい問題集をどんどん進めるあまり、今までやってきた内容をしっかり復習せずにいると、
    せっかく身に付けた知識が定着しないままになってしまいます。

    高校受験では、基礎的な問題もしっかり解けるかどうかが大切です。
    新しい知識を追い求めるよりも、まずはこれまで学んだことをしっかり固めることが最優先です。

    時間の浪費になることも

    新しい問題集は、最初の方は基本問題が多いことが一般的です。
    これまで学んできた内容と重複する部分が多ければ、その問題集を解く時間が結果的に無駄になってしまうことも考えられます。

    受験が近づいている時期には、効率的に勉強を進めることが最も重要です。
    全く新しい問題集に手を出すよりも、これまで使ってきた問題集やノートを繰り返し復習する方が効果的かもしれません。

    焦りからくる混乱

    新しい参考書や問題集に取り組むと、一時的に「これで安心だ」と感じるかもしれません。

    しかし、次第に「この参考書も全部終わらせなきゃ!」というプレッシャーに押しつぶされてしまう可能性があります。
    焦って新しい教材に手を出しすぎると、逆に勉強の進め方に混乱が生じ、
    何から手をつけていいか分からなくなることもあります。

      おすすめのアプローチ:今やっていることを大事に

      では、どうすればいいのでしょうか?

      新しい問題集に挑戦することも良いですが、それ以上に大切なのは、今やっていることを大事にすることです。
      今まで使ってきた問題集やノート、参考書は、あなたの理解度や苦手な部分を反映しています。
      そのため、これを繰り返し復習し、基礎をしっかり固めることが最優先です。

      具体的には、次のようなステップを取ると良いでしょう:

      既存の問題集をもう一度振り返る

      まずは、これまで使ってきた問題集や参考書を振り返り、解けなかった問題や理解が不十分だった部分を再確認しましょう。
      新しい知識を増やすよりも、既存の知識を確実に固めることが大切です。

      苦手な分野を徹底的に補強

      新しい問題集を始めるにしても、今自分が苦手としている分野に焦点を当てて取り組むのが効果的です。

      全ての科目や分野に手を広げるのではなく、苦手な部分に絞って新しい問題集を活用することで、
      無駄なく効率的に学習を進められます。

      模試や過去問に挑戦する

      新しい問題集に取り組む前に、模試や過去問に挑戦することもおすすめです。

      これにより、自分の弱点がより明確になり、どの分野を重点的に復習すべきかが見えてきます。

        まとめ

        新しい問題集を始めることは、やる気を引き出し、視野を広げるためには有効です。

        しかし、高校受験までの限られた時間を最大限に活かすためには、
        既存の教材をしっかり復習し、基礎を固めることが何よりも重要です。

        焦りや不安から新しい教材に手を出すのではなく、
        自分の学習の進捗を冷静に見つめ、効率的な学習計画を立てていきましょう。

        新しい問題集・参考書に手を出すな!と言っているのではありません。

        焦りから手を出すのではなく、必要なものだと判断して手を出しましょう。

        また、どこをやるのか、どのくらいのペースでやるのかなど、
        先生に相談できるといいですね。

        Soleadoの生徒さんはどんどん聞いてきてくれます。
        ご不安がある方はご相談ください。

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