兵庫県 公立高校入試のしくみ

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兵庫県 公立高校入試とは

兵庫県の公立高校に進学するための試験です。
兵庫県にある公立高校に進学するためには
この試験を通らなければなりません。

中学3年生のみなさんはもうご存知かもしれません。
中1・2年生の皆さんは今後のためにどんなしくみか把握してください。

保護者の皆様もお子様がどんな試験にチャレンジするのか理解しておくことは
とても大切だと思います。

公立高校入試は内申点とかあって

とても不安ですよね。

私も、来年受験だけど、どうしたらいいのかなぁ

大丈夫。

まずは、どんなしくみかを理解するところから始めましょう。

そして、今何をすればいいのかを考えていきましょう。

何をすればいいのかわからないと不安ですよね。

その不安をなくすところから始めましょう!

兵庫県公立高校入試のしくみ

兵庫県公立高校入試は「推薦入学」「特色選抜」「一般選抜」の3つの入試があります。
順に見ていきましょう。
まず、入試の前に内申点から説明します。

調査書

調査書がいわゆる内申点のことです。

調査書は9教科、5段階で点数化されています。
ということは45点満点ということになります。
これは通知表の数値だと思えば大きく間違いはないでしょう。

1学年45点満点ですから、それが3学年分あるということになります。

推薦入学

推薦入学受験には中学校長の推薦が必要です。
また、合格したときは進学が必須となります。

募集人員は定員の50%以内(学科・コースにより100%)です。
また、専門学科・総合学科・単位制普通科は学区に関係なく受験できます。
県内どこからでも受験できるので気をつけてください。
コースのある普通科は学区内しか受験できないので気をつけてください。

推薦入学では面接は必ず実施されます。
その他に学校・学科ごとに適性検査・実技試験・小論文が実施されます。

また、普通科コースでは英語・数学・理科から2科目以内の
ペーパーテスト形式の適性検査が行われることもあります。

以上のことから分かる通り、学力検査は行われません。

選抜は、当日行われた検査、調査書、推薦書を総合的に判断します。
なお、調査書は中1から中3までの成績が全て参考にされます。

推薦入学が行われるのは、
単位制普通科高校やコースのある普通科高校、普通科を併設している高校の専門学科・総合学科で行われます。

2024年に実施されたのは
津名/淡路三原/川西緑台/柏原/篠山鳳鳴/市立西宮東/姫路飾西/福崎/相生/市立姫路/八鹿
神戸鈴蘭台/宝塚西/市立伊丹/明石城西/姫路飾西/御影/尼崎/市立西宮東/北条/市立飾磨
国際/市立葺合/尼崎小田/鳴尾/明石西/三木/市立琴丘/神戸/兵庫/尼崎小田/宝塚北/市立西宮
明石北/加古川東/小野/姫路西/龍野/豊岡
舞子(環境防災学科)/西宮(音楽学科)/宝塚北(演劇学科)/市立尼崎(体育学科)/明石(美術学科)
社(体育学科)/県立大附属(総合科学科)
です。

自分の志望校・学科で実施されているのか調べてみてください。

特色選抜

学校によって行われている「独自の特色ある教育」を受けたいと考えている受験生のための試験です。

例えば、須磨東高校 リーガルマインド類型では以下のような教育を行っています。
「SDGs(持続可能な開発目標)についての探究活動や模擬裁判などを通して、法的思考力・判断力を身につけることを目的としています。」
このような学校・学科に進学したいと考える受験生向けの試験です。

もちろん、その教育を受けるための適性が試されることになります。
この入試も合格した場合は進学が必須となります。

募集人員は定員の20%(最大40名)です。
ただし、家島高校、村岡高校、生野高校は定員の50%以内を募集します。

中学校長の推薦は必要ありません。
その代わり、志望理由書の提出が必須です。

試験は面接が必須です。その他に、実技検査や小論文が行われる場合もあります。

選抜は当日行われた検査、調査書、死亡理由書を総合的に判断します。
なお、調査書は中1から中3までの成績が全て参考にされます。

ただし、特色選抜は実施される学校が限られています。
2024年入試で行われたのは、
長田/伊川谷/神戸高塚/洲本/鳴尾/宝塚/宝塚東/川西北陵/北摂三田/高砂南
東播磨/姫路別所/夢前/伊和/上郡/出石/浜坂/生野/川西明峰/加古川西
綱干/市立尼崎/東灘/神戸北/尼崎小田/伊丹西/高砂/多可/社
伊川谷北/尼崎西/高砂/松陽/播磨南/姫路南/神埼/村岡/市立尼崎双星
夢野台/西宮甲山/猪名川/三田西陵/明石西/山崎/尼崎北/西宮南/明石清水
三木北/吉川/家島/星陵/舞子/西宮北/伊丹/明石/西脇/赤穂
須磨東/西宮北/市立西宮
です。

自分が志望する学校で実施されているのかよく調べてみてください。

一般選抜

これがみなさんがイメージする「入学試験」だと思います。
当日に学力検査が行われ、調査書と併せて合否が決定します。

学力検査は5科目、各100点満点で実施されます。
これを半分(250点満点)にします。

調査書は学力検査が実施される科目(5科目)は4倍、
その他の4科目は7.5倍されます。
25 ✖️ 4 ➕ 20 ✖️ 7.5 = 250点満点です。

つまり、学力検査と調査書が1:1の割合で選抜されます。
なお、調査書は中3の時の成績のみが使われます。

併願について

一般選抜は学校によって「複数志願選抜」と「単独志願選抜」のどちらかが実施されます。

複数志願選抜をする学校を受験する場合、第一志望と第二志望を選んで志願することができます。
そして、選抜の時に第一志望の場合は「第一志望加算点」が加えられます。
第一志望加算点は第1学区は25点、第2学区は20点、第3学区は25点、第4・5学区は30点です。

先ほどの「学力検査 250点満点」と「調査書 250点満点」と第一志望加算点を足して、
点数の高い順に合格となります。

また、志願変更は第二志望のみ認められます。
ただし、単独志願選抜実施効果ら複数志願選抜への変更は
同一校内の学科のみ志願変更が認められ、第二志望は出願できません。

まとめ

兵庫県公立高校入試では調査書の割合が高いことが一つの特色です。
一般選抜では中3の調査書が使われますので、定期考査などしっかりと得点を取りましょう。

また、「知識・技能」だけでなく、「思考力・表現力・判断力」の評価も伸ばしておくことが大切です。

推薦入学・特色選抜では中1からの調査書が使われますので、
中1・2年生の皆さんは今からしっかりと頑張りましょう。

推薦入学・特色選抜を受験する方は面接や小論文などの対策も必要ですが、
これらはこれからの時期に練習すれば十分間に合います。

あとは、当然ですが、一般選抜の学力検査で得点をするためにしっかり勉強しましょう。
平均点は各科目、概ね50〜60点になっています。
(2024年は理科が40点台でした。)

偏差値が65を超える学校だと、
例年だと5科目で370点だとちょっと不足しているかな、という感じです。
(もちろん、調査書の点数によって違いますが)

偏差値50程度の学校だと、
例年だと5科目で250点以上取りたいというのが目安でしょう。
(これも調査書の点数によって違います)

普段からの学習と受験に向けた学習
両方のバランスが問われる入試と言えると思います。

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