夏期講習を充実したものにする3つのポイント

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6月になると、夏期講習を意識する時期だと思います。
さて、夏期講習を充実したものにするためにはどうすればいいでしょう。
ポイントを挙げていきたいと思います。

目標をはっきりさせる

まず、目標をはっきりさせてください。

目標が「成績を上げる」ではイマイチです。
もう少し具体的に
「この科目の偏差値をいくつ上げる」
まで目標を決めましょう。

そして、その目標を達成するためには何をするのかを決めましょう。
「この単元を克服する」
「そのためにこの問題集をマスターする」
などです。

この目標をはっきりさせるというのは何のためでしょうか?

それは、自分のやることをはっきりさせるためです。
塾から勧められた講座を全部とってしまう。
それ自体が悪いわけではありません。

しかし、その講座を何となく受けてしまっては時間の無駄です。
授業を受けるだけで成績が上がるほど甘くはありません。

もちろん、塾もいろいろなことをしてくれますので、多少は成績が上がるかもしれません。
でも、もっと効果をあげたいのであるならば、
自分で何のために、何をするのか目標を決めてみましょう。

少なくとも、「何となく夏期講習が始まる」ことがなくなります。

勉強時間を確保する

勉強は質か?量か?

本来は質だと思っています。
やみくもに勉強量を求める。これを「物量主義」としましょう。

勉強量とは、
勉強した時間。
勉強した参考書・問題集の数。
解いた問題数。
などなど。

たくさんの時間、たくさんの量をやれば成績が上がる。
これは一面の真実でしょう。

だから、夏休みは量にチャレンジして欲しいと思います。

これも目標を決めましょう。
夏期講習中に⚪︎時間勉強する。
夏期講習中に参考書を⚪︎冊終わらせる。
夏期講習中に過去問を⚪︎年分終わらせる。
どれでも構いません。

夏休みはある程度まとまった勉強時間を確保できます。
ここでしかできない「量」にチャレンジしてください。

ただし、「物量主義」にはならないでください。
この場合、量をやって満足するということです。
量をやった上で、質を求めましょう。

ちなみに、受験の一年前の生徒さん
(小学5年生、中学2年生、高校2年生)
もぜひ量にチャレンジしてください。
そして、ある程度の時間勉強できる習慣をつけましょう。

ちなみに、塾で勉強合宿が行われる場合があると思います。
私も参加したことがあります。
参加する前はそんなに効果があるのかな?と思いながら、
仕事なので参加しました。

終わった後の感想は、「効果ある!」です。

毎日ではありませんが、
朝7:30から夜8:00まで(食事・休み時間はありますが)授業を受ける。
その後(お風呂時間はありますが)宿題・自習の時間がある。
先生たちは小テストまでやってくれます。

そこで身についた知識・技術はあると思います。
しかし、それ以上に「勉強できるようになった」ということが大きいと感じました。

合宿後、8時間勉強した後
「もう終わりでいいの?」
と言っていた生徒さんがいました。

十分な効果だと思います。
この状態を作り出すことが、受験を来年に控えた方の目標の一つだと思います。

私が「量」の目標として提案したものの例をいくつか挙げてみます。

大学受験生

『HISTORIA 世界史』を2周する。
『実力をつける地理100題』を解き、解説をしっかりと勉強する。

高校3年生

学校の授業・塾の授業・自習・模擬試験を受けている時間の総計が
7月と8月の62日間で700時間以上にする。
(ちなみに、これを達成できるのは半分くらいです。)

高校受験生

自習時間を5教科それぞれ週7時間以上(授業やテストは除く)

1学期の塾のテキスト・テストを全教科解き直す。(夏期講習の勉強とは別に)

中学受験生

塾のテキスト・宿題を全部やる
(これだけでかなりの量ですよね)

塾に行く前に必ず2時間自習をする
(塾は午後からでした)

塾の先生とよく話し合う

夏期講習に向けた面談などが実施される塾も多いと思います。

その場でぜひ上記の内容を塾の先生とコンセンサスをとってください。
自分は、自分の子どもは夏期講習でこれをやりたいんだ、ということです。

もちろん、ご家族の間でコンセンサスが取れているのが前提です。

塾の先生が自分がやりたい勉強と違う方向を見て指導をしては効果は少なくなってしまうでしょう。
また、塾の先生は生徒さんのことをよくみています。
夏期講習にやりたい!と思った内容が違うならば、それを指摘してもらえます。

まとめ

夏期講習に向けてどのようなことを考えればいいのかをまとめてみました。

夏期講習は時間もお金もかかります。
そして、ここで成績を伸ばせれば志望校合格が近づく大切な期間です。
ぜひ、しっかりと準備して夏期講習に臨んでください。

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