茨城県公立高校入試のしくみ
茨城県公立高校入試とは
茨城県公立高校入試とは、茨城県の公立高校に入学するための試験です。
試験は1日のみ。共通選抜と特色選抜という2種類の試験があります。
共通選抜は多くの生徒さんが受験する試験でしょう。
5科目の学力試験(一部学校で実技試験)と調査書で合否を決定します。
一方、特色選抜は部活動などの実績・特別な資質があるものを対象としています。
5科目の学力試験と面接(プレゼンテーションを含む)、
調査書で合否を決定します。
ここでは、共通選抜を中心に説明します。
学力検査って5科目の試験でしょ!
Soleadoで勉強しているから大丈夫!
500点満点なの?目標は500点だ!
ソレくんは威勢がいいですね。満点を目標にするのはいいですが、実現は大変そうです。
5科目で500点満点というのはその通りです。
IT系の学科などでは数学・理科を倍とする傾斜配点を実施したりしています。
調査書って通知表のこと?
通知表をどういうふうに点数化するの?
私はソレと違って高校受験をするから、気になるわ。
私立中学に通うソレくんと違って、アドちゃんは公立中に通っているので高校受験をします。
茨城県の場合、まず調査書の1・2・3年生の学習の記録を各学年45点満点で得点化します。
合計135点ですね。
その上で、2段階選抜を行います。
1段階選抜
まず、学力検査の結果で順位をつけます。
ここで、定員の80%以内に入っている生徒はAグループ、入っていない生徒はBグループです。
次に、調査書の得点で順位をつけます。
ここで、定員の100%以内に入っている生徒はAグループ、入っていない生徒はBグループです。
両方Aグループに入っている生徒は合格です。
でも、まだ定員を満たしていません。
残りは2段階選抜です。
2段階選抜
残りは、「学力重視」「調査書重視」で合格を決めます。
学力重視と調査書重視の人数割合は2:8〜8:2の範囲で各学校が決めます。
例えば、日立北高校は「学力重視 8 : 調査書重視 2」という人数割合になります。
学校によって違いますから、竜ヶ崎高校のように「学力重視 3 : 調査書重視 7」という高校もあります。
また、調査書のどの項目を2段階目の合否判定に使うかも学校によって違います。
例えば、藤代高校は「3年間の学習の記録・特別活動・部活動と特技・総合的な学習の時間等」を使用します。
しかし、下妻第一高校は「3年間の学習の記録・総合的な学習の時間等」を使用します。
では、シミュレーションしてみましょう。
ある高校の定員は100名です。
120人の受験生を学力検査の結果で順位をつけます。
さらに、調査書の点数で順位をつけます。
学力検査で80%ですから、80位までの生徒を見てみます。
その中で、調査書でも100位以内の生徒さんは合格です。
80人全てが100位以内であれば80人は決定。
実際問題そのようなことはないでしょう。
仮に70人決まったとしましょう。
すると、残り30人を学力検査重視と調査書重視で決めます。
割合が5:5だとすると、
学力検査重視で15人、調査書重視で15人決まります。
茨城県公立高校入試のしくみを見てきました。
調査書が大切であるのはその通りですが、学力検査で得点を取ることが大切なのはいうまでもありません。
調査書は普段からの学習が反映されるものです。
「これをやれば上がる!」という魔法のようなことはありません。
Soleadoではみなさんの家庭学習のお手伝いもしています。
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