2025年度共通テスト平均点が発表!国語・英語・数学を分析し、来年に向けた対策を考える
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2025年度の大学入学共通テストの平均点が発表されました。
今年も例年通り、科目ごとの難易度や受験生の傾向が見えてくる結果となっています。
この記事では、特に受験生が注目する国語・英語・数学についての分析を行い、
今後の学習に活かせるポイントを考察します。
また、今年新設された「情報」の試験や、社会科(日本史と世界史)の平均点の違いについても触れていきます。
1. 国語の平均点:126.13点
今年の特徴
国語の平均点は126.13点と昨年とほぼ同水準でしたが、
(あらかじめわかっていたことですが)今年は例年よりも一題増加し、計5題構成となりました。
この一題増加が時間配分や受験生の負担に大きく影響を与えた可能性があります。
- 一題増加の影響
現代文・古文・漢文がバランスよく出題される中で、一題増加によって文章量が増え、時間内に全ての問題を解くことが難しかった受験生も多かったようです。特に現代文で抽象的なテーマが扱われることが多く、速読力と同時に深い読解力が求められました。 - 各分野の特徴
- 現代文
抽象的な評論文が多く、論理的な構成を素早く把握する力が必要。 - 古文
平易な文法問題が目立った一方、内容理解に時間がかかる問題が多い。 - 漢文
比較的基礎的な問題が多かったものの、文章量の多さが受験生の負担に。
- 現代文
対策のポイント
- 時間配分を重視した練習
一題増加により、1問ごとにかけられる時間が減少しています。
過去問や模試を使い、限られた時間内で効率よく解く練習をしましょう。 - 現代文の速読力を強化
現代文では、文章全体の構成や筆者の主張を素早く理解する力が求められます。
日頃から抽象的なテーマの文章を読み、内容を要約する練習をしましょう。 - 古文・漢文の基礎を固める
古文と漢文は基礎的な文法や単語を確実に覚えることで、得点源にすることができます。
2. 英語(リーディング:59.65点、リスニング:62.91点)
今年の特徴
英語のリーディングは59.65点、リスニングは62.91点と、昨年よりも若干点数が下がりました。
リーディングとリスニングの差はあまりなく、どちらも基礎的な内容を含みつつも時間配分が鍵となる試験でした。
- リーディング
長文読解のボリュームが多く、設問に素早く対応する「速読力」が求められる形式でした。
特にグラフや表を読み取る問題では、細かい情報処理能力が問われました。 - リスニング
選択肢がシンプルな一方で、スクリプトを聞き逃さない集中力が必要な問題が多く見られました。
対策のポイント
- リーディングの速読力を鍛える
時間内に正確に解くためには、普段から速読の練習を意識することが大切です。
英語の多読教材や過去問を使い、文章に慣れておきましょう。 - リスニングは音声に触れる時間を増やす
リスニングの点数を上げるには、日頃から英語を聞く習慣を作ることが重要です。
ニュースや英語教材など、実際の会話に近い音声を使って練習しましょう。
NHKの英語講座のアプリなどはとても良いと思います。
通学時間などに利用してみてはいかがでしょうか。 - 試験特有の出題形式に慣れる
過去問や模試を繰り返し解き、共通テスト独特の問題形式に慣れることも効果的です。
3. 数学(数学Ⅰ・A:56.66点、数学Ⅱ・B・C:56.69点)
今年の特徴
数学Ⅰ・AとⅡ・B・Cの平均点はほぼ同水準で、いずれも約56点台となりました。
どちらも昨年よりも若干平均点が低下しており、受験生にとっては難易度がやや高かったといえるでしょう。
- 数学Ⅰ・Aでは、基礎計算力が問われる問題が中心でしたが、一部応用問題で思考力が試される構成でした。
- 数学Ⅱ・B・Cでは、特にベクトルや微積分分野での正確な理解が求められました。
対策のポイント
- 基礎計算を徹底的に鍛える
基礎力がしっかりしていないと、応用問題にも取り組めません。まずは計算ミスを減らす練習を重ねましょう。 - 応用問題の解法パターンを身につける
ベクトルや確率など、頻出分野の応用問題の解法を過去問や参考書で整理しておきましょう。 - 時間配分の練習
試験中に焦らないため、時間内に解く練習を意識してください。
4. 情報Ⅰの平均点:73.10点
今年初めて実施された情報Ⅰの平均点は73.10点と、比較的高い結果となりました。
この結果から、多くの受験生が基礎的な内容を十分に理解していたことがうかがえます。
しかし、これはあくまで「初年度」であり、来年以降は出題傾向が変わる可能性もあります。
対策のポイント
- 情報Ⅰは基礎的なプログラミング知識や情報リテラシーが問われる科目です。
試作問題や公式の参考書を活用し、出題傾向に沿った学習を進めましょう。 - 「基礎的な内容」といっても、学習を怠ると点数を落とす可能性があります。
来年以降の変化にも対応できるよう、計画的に学びましょう。
5. 日本史と世界史での差
今年の地理歴史では、日本史探究と世界史探究で若干の差が見られました(日本史:59.11点、世界史:68.35点)。
特に日本史で資料(史料)の読み取り量が多かったことも原因の一つだと考えています。
対策のポイント
- 日本史は用語暗記に偏りすぎず、背景知識を深める学習を意識。
史料(資料)についても、内容を理解しておくことも大切だが、
読み取り問題の練習をすることが大切。
初見の資料にも対応できるように練習しましょう。 - 世界史では、広範囲の内容を体系的に整理して覚えることが重要です。
世界史でも資料(史料)の読み取り、文章の読み取りの練習は大切です。
まとめ
2025年度共通テストの平均点発表を受け、各科目での特徴や対策について考察しました。
今年の結果を分析し、来年以降の受験生は今から計画的に学習を進めましょう。
特に、情報Ⅰの出題傾向は変化する可能性が高いため、基礎を固めつつ柔軟に対応できる準備をしておくことが重要です。
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