雨温図を見分けよう
雨温図の見分けって難しいですよね。
さて、生徒さんが「こういうふうに覚えている」というもので
気になる点を述べていきます。
「夏に雨が多いと太平洋岸式気候」
「雨の量が山形なっていたら太平洋岸式気候」
間違っていません。
でも、それで本当に見分けられますか?
次の雨温図はどうでしょう?
では、これは?
二つを比べればわかるという人もいるかもしれません。
でも、一つだけで出てきたら答えられない。それでは困ります。
正解
上の雨温図は宇都宮、つまり太平洋岸式気候(ただし、内陸に所在)
下の雨温図は岡山、つまり瀬戸内式気候です。
さて、問題は下の雨温図を見た瞬間に「雨が少ない」
上の雨温図を見た瞬間に「雨が多い」と
判断できたか?です。
「山形は太平洋岸式気候」と覚えていると、難しいのではないでしょうか?
見分けるためには
「雨が多い」という条件をきっちりと見分けられるようにすることです。
私が教えているのは、
「1ヶ月でも月降水量が200㎜を超えたら雨が多い気候」
ということです。
では、上の雨温図を見てください。
宇都宮は200㎜を超える月があります。
しかも、夏です。
ということは、太平洋岸式気候か南西諸島の気候ですが、
沖縄にしては気温が低い。
ということで太平洋岸式気候だとわかります。
下の雨温図は200㎜を超える月がありません。
しかも気温は低くない。ということは瀬戸内式気候です。
ここで気温について簡単に触れましたが、
これも数値で分けることができます。
気候は比較的数値で割り切りやすいものです。
雨温図の見分け方は動画を作ってみたいなと思っています。
少々お待ちください。
「なんとなく」を排除することが、受験での得点につながります。
普段から「数字」を意識して勉強を進めましょう。
雨温図は学習塾ノックス様のサイトに掲載されているフリー素材雨温図を使用いたしました。
ありがとうございます。
LINK:札幌市の個別指導塾 ノックス