遠い学校を志望するなら、通学時間はどのくらいが適正?頑張れる範囲とは?
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自宅から遠い学校に通うことは、多くの学生にとって現実的な選択肢です。
特に志望校が高いレベルの学校である場合や、自分が本当に学びたいカリキュラムがある場合、
多少の通学時間の長さは覚悟しなければならないかもしれません。
しかし、通学時間が長すぎると、学校生活や学業のパフォーマンスに悪影響を及ぼすこともあります。
この記事では、中学生・高校生・大学生それぞれにとって、どのくらいの通学時間が適正なのか、
どのくらいまで頑張れるのか、そして通学手段による違いについても考えてみましょう。
中学生の場合の適正な通学時間
中学生にとって、学校は学ぶだけでなく、友達と過ごす貴重な時間を共有する場でもあります。
この時期の学生にとっては、通学時間が長くなると疲れやストレスがたまりやすく、
学業や部活動に影響を与えることがあります。
適正な通学時間
一般的には、片道30分~1時間が適正な通学時間とされています。
この時間であれば、勉強や部活動の後でも無理なく通学が可能です。
限界の通学時間
中学生の場合、片道1時間半が限界だと言われています。
それ以上になると、朝早く起きる必要があり、睡眠不足や体調不良を引き起こすリスクが高くなります。
また、放課後の時間が減ってしまうため、部活動や塾通いにも支障をきたすことがあります。
中学生にとっては、学校が生活の中心であり、友達とのコミュニケーションや部活動も重要です。
そのため、学校までの通学時間が長いと、これらの貴重な経験を楽しむ時間が減ってしまいます。
高校生の場合の適正な通学時間
高校生になると、より広範囲の学校が選択肢に入ってきます。
また、大学受験を見据えて志望校を選ぶことも多く、
多少の通学時間を犠牲にしても、志望校に通いたいという強い意志が出てくることがあります。
しかし、高校生活では勉強の負担が増え、通学時間が長いとそれに対応する体力や集中力が求められます。
適正な通学時間
高校生の場合、片道45分~1時間15分くらいが適正だとされています。
この時間であれば、学校の授業や部活動、さらには受験勉強にもしっかりと取り組むことができます。
限界の通学時間
高校生の場合、片道2時間までが限界と言われています。
しかし、この時間はあくまで「頑張れる範囲」であり、
日々の疲労や勉強時間の確保が難しくなる可能性が高くなります。
特に、試験期間中や模試の準備などで集中して勉強したいときには、
長時間の通学が大きなハードルになることが考えられます。
大学生の場合の適正な通学時間
大学生になると、さらに通学時間が長くなるケースも増えてきます。
授業の時間割が高校と比べて柔軟であり、空き時間を使って休むことも可能ですが、
通学時間が長いとその分自由に使える時間も少なくなります。
また、ゼミや課題、アルバイトなど多忙な日々が続くため、長時間の通学は大きな負担になることがあります。
適正な通学時間
大学生の場合、片道1時間~1時間半が適正な通学時間と言われています。
大学では、自分で時間管理をする力が求められるため、
適切な通学時間を選ぶことが、生活のリズムを保つ鍵になります。
限界の通学時間
大学生の場合でも、片道2時間が限界だと言われています。長時間の通学によって課題提出の締め切りや授業への集中が妨げられる場合もありますし、サークル活動や友人との交流も難しくなるかもしれません。
通学時間に影響する電車の混雑具合
通学時間の長さはもちろん重要ですが、電車の混雑具合によっても体力や精神的な負担は大きく変わります。
例えば、混んでいる電車での通学は、通学時間が1時間でも大きなストレスになります。
逆に、座って通学できるような空いている電車であれば、2時間の通学でも体力的な負担は軽減されます。
混雑した電車
通勤ラッシュの時間帯に通学する場合は、たとえ短い時間でも疲労感が大きくなります。
座れずに立ちっぱなしで通学するのは特に中学生や高校生には厳しいものです。
また、長時間混雑した車内にいると、集中力が途切れやすくなり、ストレスも増大します。
空いている電車
比較的空いている時間帯や路線を使う場合、
たとえ長時間の通学でも座ることができれば、勉強や読書をしたり、休息を取ることが可能です。
そのため、空いている電車であれば、通学時間が長くてもある程度の頑張りが効くでしょう。
通学時間の工夫
通学時間をただの移動時間にするのではなく、効率的に活用することも一つの工夫です。
以下のような活動を通して、通学時間を有意義に過ごすことができます。
- 読書や英語のリスニング
- スマートフォンで学習アプリを使う
- 音楽やポッドキャストを聞いてリフレッシュ
ただし、無理な通学時間は体調を崩す原因にもなります。
毎日のことなので、自分の体力や気力と相談し、無理のない範囲での通学を選ぶことが大切です。
結論:どのくらいの通学時間までなら頑張れる?
学校生活を楽しみ、学業にも集中するためには、適度な通学時間が大切です。
一般的に、片道1時間~1時間半が多くの学生にとって無理のない範囲と言えますが、
それ以上の時間をかける場合には、電車の混雑具合や体力、時間の使い方を考慮する必要があります。
一方、遠くても志望した学校に進学して充実した学生生活を送っている生徒さんも少なくありません。
私が過去に教えた生徒さんでは、新潟・栃木・静岡からそれぞれ東京に通うという生徒さんもいました。
また、千葉や埼玉も近いように見えて東京の学校まで2時間以上かけて通っている生徒さんも少なくありません。
そんな中でも、とても楽しそうに学校に通っている姿を見ると、
「遠いからやめておきな」とはなかなか言いづらいものがあります。
ただ、経済的な負担が大きいのも事実。
入学から卒業までの定期代で家族旅行ができてしまうほどかかる場合もあるでしょう。
自宅から遠い学校を志望する際は、実際に通学してみた感覚や電車の混雑状況も考慮し、無理のない選択を心掛けましょう。