過去問演習はいつ頃から始めるの?
過去問演習をいつから始めたらいいのか?とても悩みますよね。
今回はそれについて考えてみましょう。
何のために過去問演習をするのか?
過去問演習は何のためにやるのでしょうか?
私が考えているのは以下の3点です。
① その学校の傾向を知る
② 科目の学習
③ モチベーションを上げる
では、それぞれ見ていきましょう。
① その学校の傾向と自分の力を知る
どの単元の問題が出やすいのか?
時間は足りるのか?
どのくらいの難易度なのか?
様々なところで得られる情報ですが、実感するのとは大違い。
特に国語や英語の長文問題などは思ったより時間がかかったなどということが多い分野です。
やってみて、時間が足りなかったら対策をすることが必要です。
もちろん、どのくらい得点できたかも大切です。
ただし、過去問を解くときは受験本番より前です。
今合格点が取れなくても落ち込む必要はありません。
勉強して、実力をつけましょう。
また、自分が苦手な単元がよく出題されているとなればその対策をすることが必要になります。
今後の勉強の指針になるでしょう。
② 科目の学習
これについては、そのままです。
中学受験、高校受験、大学受験いずれの場合でも同じです。
絶対にその学校でしか出ない問題というのはありません。
問題集や参考書でもいろいろな学校の問題が例題として出ています。
いろいろな学校の問題をみてみると、同じような問題がたくさん出題されていることがわかります。
自分の受ける学校、受けない学校関係なく、
過去問を解いて復習するということは
その科目の学習にとってとても大切なことです。
ちなみに、私は夏休み前にもたくさん過去問を宿題に出します。
ただし、その生徒さんが絶対に受験しないだろうという学校です。
(内容は確認します。今やらせたい範囲の問題が出ているものです。)
③ モチベーションを上げる
自分の受験する学校の過去問。
単純に解いてみたくないですか?
これ、意外と大切だと思います。
4月頃にとりあえず一年分解いてみる。
今後の学習の方針を決めることもできます。
そして、受験生本人のやる気が起きる。
「やってみたい」から「やってみる」
素晴らしいことですよね。
過去問演習を始める時期
正直にいうと、「やりたい時」だと思います。
この記事を書いているのは10月に入った時期ですが、
この時期からはどんどんやってみてください。
逆に早い時期にやるのはどうか?という質問を受けることもたくさんあります。
例えば、4月など学年が始まったばかりという時期です。
全単元の学習が終わっていないのでできない問題ばかりでしょう。
別に、その時期にわざわざやる必要はないと思いますが、
モチベーションになる、
一年後にどんな問題がとければいいのかを知ることができる
という意味ではやっても構わないと思います。
4月にとりあえず一年分やってみるというのはいいことだと思います。
高校生のみなさんは高校2年生の共通試験の日に
今年の問題を新聞などでみて解いてみる人も多いのではないでしょうか。
「あー。難しい。全然できない。やべー。」
などと言いながら、来年を目指す気持ちが湧いてくる。
それでいいと思います。
結論
まず、過去問演習は絶対に必要です。
そして、始める時期は「いつでもいい」と思います。
早い時期に一年分解いてみるということもありだと思います。
ただし、10月・11月頃からは過去問演習をどんどんやる勉強にしていってください。
過去問演習について悩みがあるという方は遠慮なくご相談ください。