女子学院中学校 令和5年 社会より
問題
2023年 女子学院中学校 大問3 問3です。
このように、資料を読み取った上でその理由を答える(文章記述・選択肢いろいろなパターンがあります)というのは、最近の社会科のテストではトレンドと言ってもいいでしょう。共通試験などでもみられる出題です。
解説
それでは、解説です。まず(1)はウでしょう。
そして、その理由の解説が(2)の答えになります。
日雇い労働者というのは1日だけ雇ってもらって働いているという人たちです。今日、働いてくれる人が足りない!という時に(会社から見たら)便利ですね。
ところで1929年とはどんな年かわかりますか?世界恐慌があった年です。日本もものすごい不景気になったそうです。失業者もどんどん増えたそうです。
ということは、イはまずそうですね。常勤の失業率が上がっていません。
次に、景気が悪くなった時に仕事がなくなるのは日雇いでしょうか?常勤でしょうか?
上の説明で分かりますね。日雇いです。だって、景気が悪くなったんだから仕事が減ります。そんな状態で「今日人を雇おう!」とはならないですよね。よって、日雇いの方が常勤よりも失業率が上昇するはずです。
これに当てはまるのはウです。
(2)の解答例
景気が悪くなった時には、常勤よりも日雇いの方が失業率の上昇が激しいと考えられるから。
女子学院を目指している受験生の皆さん。時間配分なども勝負になります。うまくいかない時はぜひ相談してください。