大阪府 公立高校入試のしくみ

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大阪府公立高校入試とは

大阪府の公立高校に入学するための試験です。
何らかの形でこの試験を通らないと大阪府の公立高校に進学はできません。

内申点など色々な要素があります。
しかも、近年様々な制度改革が行われていますので、
よくわからない、不安だという方もいらっしゃると思います。

しかし、しっかりとしくみを理解していれば対策を行なっていくことができます。
闇雲に勉強するのではなく、しっかりと対策を行なって合格を勝ち取りましょう!

よし!

この記事を読んで、勉強を始める!

合格したいです!

大阪府 公立高校入試のしくみ

調査書

調査書とはいわゆる「内申点」です。
まず、大阪府公立高校入試では調査書は450点満点で評価します。

基本的には通知表の数字だと思ってください。
9教科、5段階ですので、45点満点です。

中学1年の3学期の点数(45点満点)を2倍します。
中学2年の3学期の点数(45点満点)を2倍します。
最後に、中学3年の2学期の点数(45点満点)を6倍します。

合計すると、450点満点です。
これが調査書の点数です。
中1の時から評価対象になるのがポイントですね。

入試の形態

大阪府の場合、「特別選抜」と「一般選抜」が行われます。
順番に見ていきましょう。

特別選抜

特別選抜は一部の専門学科(グローバル探求科、美術科、体育に関する学科)と
総合学科(エンパワメントスクール)で定員の全てを募集しています。

全員が学力検査を受験し、学科によっては実技検査または面接を実施します。

学力検査は225点満点。調査書も225点満点(450点満点を2で割ります)で評価します。
学校ごとに学力検査と調査書の割合は7:3、6:4、5:5、4:6、3:7のいずれかを選ぶことになっています。

例えば、「7:3」の学校は学力検査の点数に1.4を、調査書の点数に0.6をかけます。
こうして、学力検査と調査書の点数を7:3の割合にします。
この合計点が高い受験生から合格者を決定します。
合格のボーダライン近くの受験生の合否判定には「自己申告書」と「調査書の活動/行動の記録」を利用します。
(ここは一般選抜のところで説明します)

面接または実技検査をする学科の場合、
学力検査が一定水準に達した人の中から募集人員の505を上限に
面接・自己申告書・調査書の「活動/行動の記録」をもとに合否を決定します。
残りは、学力検査と調査書の総合展で合否を決定します。

学力検査については「基礎的問題」と「標準的問題」の2種類があります。
どちらを実施するかは学校ごとに選択します。

一般選抜

特別選抜で定員を満たさない学校・学科で実施されます。
この試験を受験するという方は非常に多いのではないでしょうか。

内申点は450点満点というのは説明した通りです。

学力検査

各科目90点満点、合計450点満点で実施されます。
問題は「基礎的問題」「標準的問題」「発展的問題」の3種類があり、
どれを実施するかは学校ごとに選択します。

合否の決定方法

学校ごとに学力検査と調査書の割合は7:3、6:4、5:5、4:6、3:7のいずれかを選ぶことになっています。
(ただし、2024年度入試では3:7を選択した学校はないようです。)

合否の決定は学力検査と調査書の点数をそれぞれの学校が選択した割合で合計します。
基本的にはこの点数順に合格します。

ただし、ボーダーライン前後10%の受験生は特別な判定をします。

例えば、定員が200名の学校に対して、300名が受験したとします。
学力検査と調査書の点数順に並べた時に
ボーダーラインは200位の受験生です。

そのままなら200位までが合格、201位以下が不合格ですが、
ここで、前後10%の受験生をピックアップします。

つまり、1位〜180位は合格とします。
181位〜220位はピックアップされます。
221位〜300位は不合格です。

1位の差が大きいですね。

さて、ピックアップされた40名は
調査書の「活動/行動の記録」と「自己申告書」をもとに判定をします。

その時に重要なのが、「アドミッションポリシー」です。
その学校のアドミッションポリシーに合う生徒が合格とされます。
各学校のアドミッションポリシーは以下のLINKからご覧ください。

LINK:大阪府教育委員会 令和6年度「アドミッションポリシー」

つまり、ボーダーラインの上下10%の受験生は
「学力検査」+「調査書」において差がないとされ、
その他のもので合否を決定することになります。

この部分は大阪府公立高校入試の大きな特色だと思います。

その他に英検などの英語の検定試験を使った優遇措置もあります。
これについては、改めて記事を挙げたいと思います。

まとめ

大阪府公立高校入試を目指すには、まず調査書の点数を上げることが大切です。
中1の時からまずは
「定期考査で得点を取ること」「授業に参加すること」「提出物を確実に提出すること」
を目指してください。

その上で、入試できちんと得点できるようにしていきましょう。

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