国語の入試対策!年賀状の書き方をマスターしよう ~二重表現に注意!~
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こんにちは!Soleadoのブログへようこそ。
今回のテーマは、国語の入試で意外と出題される「年賀状の書き方」です。
特に、賀詞の意味や日付の書き方、そして二重表現の誤りなど、細かい部分が問われることが多いのが特徴です。
この記事では、受験対策として年賀状の基本構成と注意点をしっかり解説していきます。
ぜひ、最後まで読んで、得点力アップにつなげてください!
年賀状の基本構成
年賀状は、新年の挨拶として送る大切な手紙ですが、一般的な手紙とは異なる特有のルールがあります。
主に以下の4つの要素で構成されています。
- 賀詞(がし)
- 本文(ほんぶん)
- 日付(ひづけ)
- 差出人名(さしだしにんめい)
これらの要素を順番に見ていきましょう。
1. 賀詞:新年の喜びを表す言葉
賀詞は、新年を祝う言葉で、年賀状の冒頭に書きます。
相手との関係性や、伝えたい気持ちによって適切な賀詞を選ぶことが大切です。
入試で問われるのは、主に賀詞の意味です。
代表的な賀詞とその意味をしっかり覚えておきましょう。
- 謹賀新年(きんがしんねん)
「謹んで新年のお祝いを申し上げます」という意味で、
最も丁寧な賀詞です。恩師や目上の方など、特に敬意を表したい相手に使います。
入試では、「謹賀新年とはどういう意味か」という直接的な問題が出題されることがあります。
漢字で正しく書けるように練習しておきましょう。 - 迎春(げいしゅん)
「新しい春を迎える」という意味で、比較的広く使える賀詞です。
友人や知人など、親しい相手にも使えます。 - 賀正(がしょう)
「正月を祝う」という意味で、迎春と同じく広く使えます。 - 頌春(しょうしゅん)
「新春をたたえる」という意味で、賀正よりやや丁寧な印象を与えます。 - あけましておめでとうございます
口語的な表現で、親しい友人や家族などに使います。
年賀状では、ひらがなで書くのが一般的です。
これらの賀詞は、意味だけでなく漢字で書けるように練習しておきましょう。
また、相手によって適切な賀詞を選べるように、使い分けも意識することが重要です。
2. 本文:感謝と祈り、そしてお願い
本文は、相手へのメッセージを書く部分です。
年賀状の本文には、基本的に以下の3つの要素を含めます。
- 謝辞(しゃじ)
旧年中お世話になったお礼を述べます。
「昨年は大変お世話になりました」「旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます」など、
相手との関係性に合わせて適切な表現を選びましょう。 - 祈り(いのり)
相手の今年の幸せを祈ります。
「皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」「本年も幸多き一年となりますようお祈り申し上げます」など、
相手の幸せを願う気持ちを伝えましょう。 - お願い(おねがい)
今後も変わらぬお付き合いをお願いします。
「本年もどうぞよろしくお願いいたします」「引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」など、
今後の関係が良好に続くことを願う気持ちを伝えましょう。
これらの要素は、必ずしもすべてを含める必要はありませんが、
基本的な構成として覚えておくと、スムーズに文章を作成できます。
3. 日付:元旦の正しい意味を理解する
日付は、「何年1月1日」または「何年元旦」と書きます。
ここで特に注意したいのが、「元旦」の意味です。
「元旦」とは、「1月1日の朝」という意味です。
つまり、「1月1日元旦」と書くのは、「1月1日の1月1日の朝」という意味になり、
同じことを二重に表現していることになります。
これは、入試でよく出題される二重表現の誤りの典型的な例です。
二重表現の誤り
二重表現とは、同じ意味の言葉を重ねて使うことで、
文が冗長になったり、意味が重複して不自然になったりする表現のことです。
年賀状の日付以外にも、入試では様々な形で二重表現の誤りが問われます。
例えば、「◯◯先生様」という表現も二重表現です。
「先生」も「様」も敬称なので、どちらか一方を使えば十分です。
正しくは、「◯◯先生」または「◯◯様」となります。
このように、二重表現は日常生活でもよく見られる間違いですが、
入試では確実に得点を落とす原因となりますので、しっかりと理解しておきましょう。
4. 差出人名:自分の名前を丁寧に書く
最後に、自分の名前を丁寧に書きます。
相手に誰からの年賀状か伝えるための大切な要素です。
その他のメッセージについて
年賀状は、時候の挨拶や近況報告などを書く手紙とは異なり、新年の挨拶に特化したものです。
そのため、上記で説明した要素以外に、長々としたメッセージを書く必要はありません。
もし何か伝えたいことがある場合は、自分の名前の後に一言添える程度にしましょう。
練習が大切!書いて覚える年賀状
ここまで、年賀状の書き方について解説してきましたが、一番大切なのは実際に書いてみることです。
頭で理解するだけでなく、実際に手を動かして書くことで、構成や表現が自然と身につきます。
練習として、誰かに送るつもりで年賀状を書いてみたり、過去の入試問題を解いてみたりするのも良いでしょう。
また、ご家族や先生に書いて見せて、添削してもらうのも効果的です。
当塾(Soleado)でも、生徒の皆さんに年賀状の書き方を指導していますが、
実際に書いてみると意外と書けないという声が多く聞かれます。
過去問に取り組んでみても、日付の書き方や二重表現で間違えてしまう生徒さんも少なくありません。
この記事を読んでいる保護者の方がいらっしゃいましたら、
ぜひお子様と一緒に年賀状の書き方について確認し、実際に書かせてみてはいかがでしょうか。
正月が終わったこの時期だからこそ、改めて年賀状の書き方を見直すことで、国語の入試対策につながります。
ぜひ、この機会に年賀状の書き方をマスターし、自信を持って入試に臨んでください!