受験まで10ヶ月 作文の練習をしよう
高校受験生の皆さん、作文の練習方法についてお話しします。
入試まで10ヶ月(場合によってはもう少し少ないかもしれません)という時間は、
計画的に使えば非常に有意義です。
以下に、効果的な作文練習のためのステップをご紹介します。
1. 基礎を固める
文法や語彙の基礎をしっかりと固めましょう。
よく言われることで
「毎日の読書や新聞の社説を読むことで、自然と正しい日本語表現に触れることができます。」
というものがあります。
全く間違っていません。
でも、実際問題なかなか大変ですよね・・・
では、どうしましょうか?
① 学校の読書の時間を活用する。
学校の読書の時間に本を読む際、日本語の表現に気をつけましょう。
② 学校の授業の時間を活用する。
学校で使う教材は必ず正しい日本語が使われています。
このような日本語が使えればいいのです。
③ 日常生活で気をつける。
今まで述べてきたようなことをした上で、
自分でそのような日本語が使えればいいのです。
具体的に私が生徒さんに伝えているのは
「主語 + 述語」がはっきりしている文章にすること。
お話しする時も意識できるといいですね。
2. テーマ設定の練習
受験作文では、与えられたテーマに沿って書くことが求められます。
日常から、様々なテーマについて自分の意見をまとめる練習をしましょう。
これは、実際に練習ができるはずです。
さまざまなテーマ(ニュースでもなんでもいいです)に対して、
自分の意見をまとめる練習です。
初めは賛成、反対でもいいです。また、慣れていないうちは簡単なものでも構いません。
例えば、
「私は⚪︎⚪︎に賛成(反対)です。なぜならば〜だからです。」
だけでも構いません。
ただし、省略はなしです。
上記のようにしっかりと書く練習をしましょう。
3. 構成力を鍛える**
論理的な構成で文章を書く能力は、作文の得点を大きく左右します。
全体の流れを意識した練習を重ねましょう。
よく言われるのは「起承転結」「序論・本論・結論」という流れです。
ただし、400字を超える文字数の場合は上記のものがいいと思いますが、
それ以下の文字数だと「2段落構成」がおすすめです。
どのようなものかは以下の記事をご参照ください。
4. 時間配分の練習
実際の試験では時間制限があります。
制限時間内で完成させる練習をして、時間管理能力を身につけましょう。
具体的に何をしたらいいのかというと、
作文を書くときに自分で時間制限を設けてみましょう。
油断すると時間が足りなくなるな、というくらいの時間がちょうどいいと思います。
これは、どのような作文をするときでも意識するといいと思います。
5. 添削を受ける
客観的なフィードバックは非常に重要です。
先生や信頼できる人に添削してもらい、改善点を把握しましょう。
この時に大切なことは、
「前向きになれるフィードバックをもらう」
ということです。
できれば、
・「良い点」を指摘してもらえる
・「悪い点」を指摘し、その改善点を指摘してもらえる
・フィードバック後に作文のやり直しをした後再添削をしてもらえる
という条件が揃った添削をしてもらえるとベストだと思います。
6. 模擬試験を利用する
模擬試験を受けることで、実戦に近い形での練習が可能です。
また、時間配分やプレッシャーに慣れる良い機会にもなります。
学校で練習をしてくれる場合などもあります。
いろいろな場を活用して練習をしましょう。
7. 自己反省
作文を書いた後は、必ず自己反省を行いましょう。
良かった点、改善すべき点を自分自身で分析することが成長につながります。
できれば、反省ノートを作り、
作文を書くたびに反省を書いていってください。
受験直前に見返せば、自分の弱点がわかります。
8. 多読多聴
様々なジャンルの本を読んだり、ニュースやドキュメンタリーを視聴することで、
幅広い知識と表現力が身につきます。
テレビ番組・YOUTUBEなどでも構いません。
さまざまな分野に触れてみてください。
9. 継続は力なり
日々の積み重ねが大切です。毎日コツコツと練習を続けることで、着実に力がついていきます。
まとめ
これらのステップを踏むことで、高校受験の作文で高い評価を得るための準備が整います。
10ヶ月という時間を有効に使い、目標達成に向けて頑張りましょう。
受験生の皆さんの成功を心から願っています。
当塾でも作文対策を実施しています。
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