千代田国際中学校 令和5年 算数より
千代田国際中学校 令和5年 算数の問題です。
それでは考えていきましょう。
(1)
6の段の答えを全部足すという問題です。
本当に全部足してもいいですが。
(6×1)+(6×2)+(6×3)+(6×4)+(6×5)+(6×6)+(6×7)+(6×8)+(6×9)
ということですね。
この式を簡単にしましょう。全ての( )のなかに「6×」があります。
したがって
6×(1+2+3+4+5+6+7+8+9)
という式と同じです。
つまり
6×45
ということです。したがって、答えは270です。
(2)
全て足すという問題です。先ほど6の段は計算しました。これを利用しましょう。
(1×45)+(2×45)+(3×45)+(4×45)+(5×45)+(6×45)+(7×45)+(8×45)+(9×45)
1の段の合計、2の段の合計と足していっています。
これも式を簡単にしましょう
全ての( )に「×45」があります。
したがって
(1+2+3+4+5+6+7+8+9)×45
ということになります。
つまり
45×45
答えは2025です。
(3)
全ての合計は出していますから、ここから奇数の合計を引けば正解が出ます。
掛け算の答えを考えると
偶数×偶数=偶数
偶数×奇数=偶数
奇数×偶数=偶数
奇数×奇数=奇数
となります。
そうすると
「1、3、5、7、9」の段のうち「1、3、5、7、9」をかけた時に答えが奇数になります。
1の段の合計は
(1×1)+(1×3)+(1×5)+(1×7)+(1×9)
ですね。先ほどと同じように考えればこの式は簡単にできます。
1×(1+3+5+7+9)
です。つまり、
1×25
ということです。
これを、1、3、5、7、9の段について行うのですから
(1×25)+(3×25)+(5×25)+(7×25)+(9×25)
ですね。さらに簡単にしましょう。
(1+3+5+7+9)×25 = 25×25
です。
したがって、奇数を全て足したら625になります。
2025から625を引けば正解になります。
答えは1400です。
考えて欲しいこと
まず、(1)、(2)、(3)という順番に解いて行った時に
前の小問が次の小問のヒントになっています。
さらに、計算は工夫することで簡単にすることができるということです。
当塾では、計算の工夫をしっかりと教え、計算ミスを少なくする練習をしていきます。
ぜひ、授業を受けてみてください。