今から偏差値はいくつ上がる?
面談をするとさまざまな方からこれを聞かれます。
正直、回答に困るんです。
とは言っても、回答しなければなりません。
私の考えを述べたいと思います。
今偏差値はいくつですか?
極端な話をしますが、
今偏差値が75だったら。
これを上げるのは非常に難しい。
しかし、今の偏差値が25だったら。
これは10くらいはなんとかなるでしょう。
また、どうしても「壁」というものが存在します。
偏差値43→48はスイスイ上がったのに、50がなかなか……。
偏差値54→59はスイスイ上がったのに、60の壁がある……。
個人差もありますが、各個人の苦手なところがあって、
それを克服しないと壁を打ち破れないということはあります。
壁がない状態なら、がむしゃらに量をやればなんとかなるでしょう。
しかし、苦手なところを克服するというと、そうはいかない。
できれば塾などを使った方がいいと思います。
平均どのくらいあがるの?
残酷な数字かもしれませんが、
30人以上のクラスで全員の平均を見たときに、
半年で偏差値が5上がるということはほとんどありません。
半年で3上がったら大成功でしょう。
しかし、個人で見ると、偏差値が5、10と上がる生徒さんは出てきます。
8月1日(これを書いている日です)から、来年の1、2、3月の入試を考えたとき、
偏差値5上げるというのは現実的な目標だと思います。
偏差値10上げるというのはかなり大変ですが、不可能ではない数字だと思います。
では、そのために何をすればいいのでしょうか?
量をやる!
やはりある程度物量は必要です。
勉強時間を確保する、たくさんの問題を解く。
これは絶対に必要です。
「どの参考書がいい」「どの問題集がいい」
という話をしていて、結局中途半端になる。
そんなことはありませんか?
まず、量をやりましょう。
目安として、大学受験生なら夏休みは日数✖︎10時間
(8月で310時間)
高校受験生なら夏休みは日数✖︎5時間
(8月で155時間)
これはクリアして欲しいと思います。
中学受験生は塾が長い場合があるので、適宜判断が必要ですね。
質を確保する!
量をやった上での質です。
何をやればいいのか。
どのくらいの時間でやるのか。
(問題集1ページに5時間かけるというのでは、意味がないでしょう。)
そこを考えていきます。
そのためには自分に必要な分野・自分に合ったレベルを考えて勉強内容を決めましょう。
量が必要と言いましたが、
「量さえやればいい」というわけではありません。
何を・どのくらいやるのか。
困ったら、ぜひご相談ください。
ご連絡はお気軽に!
何より、諦めない!これが大切です。
諦めずに最後まで一緒に勉強しましょう。