三重県 公立高校入試のしくみ

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三重県公立高校入試とは

三重県の公立高校に入学するための試験です。

前期選抜・スポーツ特別選抜・後期選抜という選抜方法があります。
三重県の公立高校に進学したい方はこのいずれかの試験を通る必要があります。

内申点などもあってどうなっているのかよくわからない!
不安!
という方もいると思いますが、
どんなしくみなのかを理解して準備することで合格に近づくことができます。

まずはどんなしくみの入試なのかを理解することが受験勉強の第一歩です!

この記事を読むことが受験勉強のスタート!

一緒に頑張りましょう!

三重県公立高校入試のしくみ

調査書

調査書とはいわゆる内申点のことです。
イメージとしては通知表の数字と考えていいでしょう。
この通知表の数字は「学習の記録」と言います。
そして、それ以外の部分も含めて調査書と言います。

もちろん、各教科だけでなく探究の時間、特別活動、学校行事、部活動、学外の活動なども大切です。
しかし、まずは通知表の数字をあげましょう。
そのためにも定期考査というのはとても大切なものです。

前期選抜試験・スポーツ特別選抜試験では学校ごとに調査書の計算方法が決まっています。

いくつか例を挙げます

上野高校・理数科中三の国語・理科の各評定を2倍した点数の和+その他の7教科の各評定の和の合計 = 55点満点
宇治山田高校・普通科中三の5教科 × 5段階評定 = 25点満点
桑名北高校・総合学科中1~中3の各教科の評定を換算(75点) + 評定以外の記載事項(最高25点) = 100点満点
木本高校・普通科中三の9教科 × 5段階評定(45点満点) + 評定以外の記載事項(最高25点) = 70点満点

自分が受験する学校と自分の成績をよく確認しておくことが大切ですね。

後期選抜試験では中3の数字を使います。(1月までのもの)
9教科 × 5段階 = 45点満点です。

選抜方法

前期選抜

前期選抜を受験する際に「自己推薦書」と「入学確約書」の提出が必要です。
また、中学校からは「調査書」が提出され、選抜資料となります。

前期選抜は普通科で定員の30%以内、その他の学科では50%以内を目安に行われますが、
実施しない学校・学科・コースや定員の100%募集するところもありますので、
自分の志望する学校をよく調べてください。

各高校が実施する検査は、面接または自己表現、作文または小論文、実技検査、学力検査または総合問題などから1つ以上を各高校が選択して実施されます。

そして、以上のものを総合して合格者が決定されます。

スポーツ特別選抜

学校側が競技を指定して募集されますが、定員は数名です。

実施日程は前期選抜と同じ日程ですので、前期選抜との併願はできません。

選抜は「自己推薦書」「調査書」「実技試験」と
学校が実施する検査(作文・面接・学力検査など)がある場合は成績を総合して選抜されます。

後期選抜

これが皆さんがイメージする入試でしょう。
3月上旬に皆さんが志望する学校に行き5教科の試験を受験します。
1科目50点、45分で1日で実施されます。
学校・学科によっては傾斜配点が行われます。
また、必要に応じて実技検査・面接・自己表現・作文・小論文が実施されます。

お昼ご飯を食べた後、英語のリスニングが実施される点に目が行きました。
慣れていないと意外と大変な気がします。
練習が必要なポイントの一つかもしれません。

選抜方法がちょっと複雑です。

① まず、内申点の順番に受験生を並べます。ここから定員までの生徒をリストアップします。
② 次に学力検査と実技検査の成績順に受験生を並べます。ここから定員の80%までの生徒をリストアップします。
③ ①と②両方でリストアップされた受験生は合格です。
(ただし、学校の特色を考えて特定の科目の成績が著しく低い場合に不合格となる可能性があります)
(また、面接・自己表現・小論文・作文を実施する学校はその結果が著しく低い場合に不合格となる可能性があります)
④ 定員に不足している人数の50%を①にリストアップされた中から学力検査と実技検査の成績上位者から合格とします。
⑤ 最後に、定員に不足している人数を残りの受験生から各学校が定めた「特に重視する選抜資料等」に基づいて選びます。
(「特に重視する選抜資料等」は各学校が事前に学力検査と調査書どちらをどのくらい重視するか等を発表したものです。)

まとめ

三重県公立高校入試では調査書(内申点)と学力検査の得点を足すわけではないというのが特色です。

内申点で少なくとも募集定員以内の順位に入っていれば、
学力検査の得点の勝負になります。

内申点で一定の順位に入らないと学力検査で勝負する土俵に上がれないことになります。
一方、内申点で一定の順位にさえ入ってしまえば学力検査のみで勝負する土俵に上がれます。

自分の内申点がどのくらいで、志望校の受験生の内申点が平均どのくらいなのかを意識するとともに、
まずは、自分の通知表の成績を上げることを意識しましょう。

当塾では学力検査(入試)対策だけでなく、
定期考査・通知表の点数を上げるための指導も行なっています。

お困りの方はぜひお気軽にご相談ください。

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