【高校受験】公立高校の倍率が低下!〜今年の受験体験談〜

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夏休み以降、必死に頑張った受験生
今年、Soleadoで学習してくれた生徒の一人に、学区トップの公立高校を志望する生徒がいました。
偏差値は60を超えるものの65には届かない、そんなレベルの高校です。
例年の倍率は1.1倍と、それほど高くはありませんが、決して安心できるものではありません。
夏休みに入る時、彼の成績は志望校には全く足りていませんでした。
彼は夏休み以降、本気で受験勉強に取り組みました。夜遅くまで問題集を解き、
オンライン授業では積極的に質問をし、模擬試験でも少しずつ成績を伸ばしていきました。
10〜12月は毎日のように彼からの質問を受けました。
おそらく、昨年1年間で一番オンラインで会話した生徒さんは彼です。
その努力も実り、成績は順調に伸びてきました。
12月の模擬試験では、合格圏内に入っていたものの「絶対大丈夫」とは言い切れない状況でした。
まだ不安は残るものの、積み上げた努力を信じて、本番に臨むしかありませんでした。
入試直前に知った倍率の低下
迎えた本番の入試。今年の倍率は、例年の1.1倍から1.05倍に低下していました。
志望者数が減ったため、一見すると「楽になった」と思うかもしれません。
しかし、本人にとっては倍率の数字よりも、試験の出来がすべてです。
「1.05倍なら問題ない」と周囲は楽観視していましたが、彼自身は緊張し、不安と闘いながら試験に挑みました。
そして試験当日。手応えは決して悪くはなかったものの、国語のテストで大きなミスをしてしまったようでした。
試験後、「国語がダメだった……」と落ち込んでいました。
これまで積み上げてきた努力を考えると、
たった一つのミスで合否が左右されるかもしれないという不安は計り知れません。
合格発表の日、涙の瞬間
試験が終わってから合格発表までの期間、彼も保護者の方も不安な日々を過ごしました。
「英検を取っておけばよかった」「もう少し早く勉強に本腰を入れていれば」そんな後悔の言葉が聞こえてきました。
試験が終わった後では何もできません。ただ結果を待つだけの日々が、どれほど長く感じられたことでしょう。
合格発表の前日、「明日嫌だな。」と呟いた彼の言葉を今でも忘れません。
そして、ついに合格発表の日。ネットでの発表もありましたが、彼と保護者の方は志望校まで足を運びました。
緊張しながら掲示板を見上げ、そこに彼の番号を見つけた瞬間、喜びがこみ上げました。
保護者の方は涙を流しながら、彼の努力が報われたことを心から喜んでいました。
倍率が低くても、落ちる人はいる
その後、書類を受け取り、駅に向かう途中のことでした。
彼は別の受験生を目にしました。その生徒は、真っ赤な顔をして、手には書類を持っていませんでした。
全く知らない人でしたが、その姿を見て、彼は色々なことを考えたようです。
「1.05倍なら大丈夫」と言われても、受験は決して甘いものではありません。
倍率が低くても、落ちる人がいる。
105人が受験すれば、そのうち5人は不合格になるのです。
その5人に入ることがどれほど辛いことなのか、合格した彼だからこそ、強く実感したのかもしれません。
私自身もこの出来事を通して改めて考えさせられました。
倍率が低いからといって、決して安心してはいけない。
最後まで努力を続けなければならないのだと。
倍率低下でも変わらない受験勉強の大切さ
今年は多くの都道府県で公立高校の倍率低下が話題になりました。
少子化の影響もあり、今後もこの傾向は続くかもしれません。
しかし、倍率が低いからといって、合格が保証されるわけではありません。
どれだけ倍率が低くても、試験に合格するためには一定の学力が必要です。
「倍率が低いから少し手を抜いても大丈夫」そう思ってしまうと、結果的に自分の首を絞めることになります。
今回の彼のように、必死に努力し続けたからこそ、合格を勝ち取ることができたのです。
もし、今年の受験で「もう少し早く本気になればよかった」「英検を取っておけばよかった」と後悔した人がいるなら、
ぜひ次の機会に向けて早めに準備を始めましょう。
そして、これから受験を迎える人も、「倍率が低いから大丈夫」などと油断せず、今できることに全力を注いでください。
Soleadoでは、一人ひとりの状況に応じたオンライン・完全個別指導を行っています。
倍率がどうであれ、最後まで努力を続けられるように、全力でサポートします。一緒に合格を目指しましょう!