「滑り止め」校の選び方 〜夏休みにやるべきこと〜

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そろそろ受験校を決める時期に入りつつあります。

ところで、「滑り止め校」という言い方があります。
(個人的には第2志望、第3志望……といいたいのですが)

この学校も選んでいかなくては行けません。
どのように選ぶのか、夏休みに何をするのかを考えましょう。

学校をみる

それはそうだよ、と思うかもしれません。
ただ、第一志望と同じ熱量で見られるか、というと微妙ですよね。

第2志望くらいならなんとか。
第3志望・第4志望となると、正直名前だけで選んでしまうことも。

ただ、受験校は(大袈裟でなく)星の数ほどあります。
その中から「2番目」「3番目」ですから、
ここに選ばれる学校というのはすごいことなのです。

では、どのくらい見るのか。
もちろん、説明会やオープンキャンパスに行ければ最高です。
文化祭などでもいいですね。(夏休みは少ないでしょうが)

夏休みにやっておいて欲しいのは、
パンフレット、ホームページ、受験案内などでしっかりと調べること。
そして、家からどのくらいかかるか実際に行ってみましょう。
その時に、学校に多少でも生徒さん・学生さんがいて、
雰囲気を見られるといいですね。

門のところで、守衛さんなどがいたら、
受験を考えているので、校庭だけでも見せてもらえませんか?
と声をかけてみてもいいかもしれません。
(無断で入るのはやめましょう)

第1志望と違うところは、
第2志望以下は何かを「妥協」するわけです。
だから、第1志望でないわけですが、その「嫌な部分」に注目せず、
自分にとっていい部分に注目してください。
そうしたら第1志望以外学校に負けない志望理由が見えてきます。

偏差値を調べる

偏差値を調べてみましょう。

ここで、タイトルに「滑り止め」といった理由が出てきます。
第1志望と迷うくらいいい学校がある、
そこにもチャレンジしたい!
という場合、これはとても幸せなことだと思います。
両方合格して、どっちに行こうか悩む。
そんな状況になるべく頑張りましょう。

しかし、多くの場合「滑り止め」と言われる学校を受験するのではないでしょうか。
万一、第1志望・第2志望…(いくつあるか分かりませんが)に不合格になってしまった場合、
進学先がないという状況は避けたいもの。
(中学受験と大学受験はその限りではないかもしれません)

その場合、どうしても成績が問題になります。
夏休みの段階での偏差値から2〜3ポイント下の学校、あるいはそれ以下の学校が
「滑り止め校」の候補になると思います。

もちろん、今後の成績の推移次第で変わるかもしれません。
今の自分の偏差値と同等の学校を「滑り止め校」にしたいという場合、
候補にするのは構いませんが、今後相当頑張らなくてはいけない可能性があります。

ここで滑り止め校の候補が2、3校見つかるといいですね。
もちろん、志望順位が下がると自分の理想とする進学校と比べたら、
何かを妥協する必要があるのは致し方ないところです。

過去問をやってみる

夏休みの後半に一年分でいいので、
「滑り止め校」候補の学校の過去問を解いてみましょう。

合格点程度を取れていますか?
厳密に取れていなくてもいいですが、
大体取れている、という状態がベストです。

9月以降、いろいろな過去問を演習し、その対策をしていくことになります。
それによって、出題傾向を掴み、対策を行なっていきます。
すると、当然何もしていない生徒さんよりも合格率は上がります。

第1志望校は誰でも熱心に過去問演習・研究・対策を行います。
しかし、志望順位が下がるとそれほどでもなくなります。

したがって、過去問を初めてやる状態で、
しかも夏休みの最後の段階で、
ある程度見通しが立つ学校ならば、
「滑り止め校」になるでしょう。

もちろん、9月以降の成績推移、気持ちの変化で
「滑り止め校」を変更する可能性は十分にあります。

ただ、夏休み中に目処を立てておくだけでも
今後安心して受験勉強を進めていくことができます。

あくまで一つに目安ですが、参考にしていただければと思います。

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