「勉強した!」の意味の違い
授業のあと宿題を出します。
次の授業の時に、
「宿題はやった?」
と聞くと、
「やったよー!」
と返事をもらいます。
でも、本当にやったのかな?ということが少なくありません。
この二人、何が違うのでしょう。
生徒さんの立場
宿題は「問題集の⚪︎ページから⚪︎ページ」か。
よし!やろう!
そして、ノートを開き、問題をどんどん解いていきます。
全部終わったら、解答を開き、採点をします。
これはまる。これはばつ。
そして、「終わった!」というのがパターン1。
さらに、間違えたところは答えを写しておきます。
これがパターン2。
講師の立場
上の二つは宿題をやった!まで言えないのではないか、と思ってしまいます。
なぜなら、「できるようになっていない」から。
わかりやすい例ならば、上の宿題を漢字練習に置き換えてみましょう。
漢字ドリルの指定されたページをテストしてみます。
それで終わり、がパターン1。
さらに、間違えたところの正しい漢字を書いてみたのがパターン2。
両者とも漢字テストをしても満点は取れないでしょう。
多くの場合漢字テストは範囲が決まっており、
同じ漢字が出題されます。
範囲が決まっていて、同じものが出るのですから、
満点をとってほしいと思っています。
(もちろん、うっかりやド忘れがあるのは認めています。)
つまり、「できるようになるまでやる。」という努力ができているか、です。
勉強するというのはそこまでやることです。
まとめ
学校のことを悪くいうつもりはありませんが、
「やって出すことに価値がある」
という宿題は塾ではないと思ってください。
「できるようにする」
ための宿題です。
したがって、そこまで勉強することを求めています。
間違えたものに対して、
知識を覚える、解き方を確認する。
そして、もう一度解き直してみる。
それでできればOK。
可能ならば、2〜3日後にもう一度解き直してみてもいいでしょう。
このような努力をコツコツとすることが大切です。
塾の勉強の意味を考えて宿題をやっていきましょう!